臭いお仕事(cheesy business)

 ブラーと言えば、ブリットポップムーブメントの先頭を切り、彼等の沈滞と共に、このムーブメントも闇に消えたと言う感じが、個人的にしないでもない。彼等は、英国の裕福な中産階級の南の代表(ライバルと称されたオアシスは北の代表)と言う位置づけで、ロンドンのノッティングヒル辺りを優雅に御洒落に遊んでいるイメージがある一面、Country Houseと言う曲を発表して、田舎暮らしの楽しさを歌った訳だが。最近、このバンドのベーシストのアレックスジェームズの様子が可笑しい。(笑)

ロンドンの郊外、日本でもその牧歌的な風景から、ファンが多い、コッツウォルズ地方に最近は、入り浸りなそうな。そこで、昔は、沢山のグルーピーの女の子に囲まれた過ごしていたのが、今では、沢山の可愛い、羊と共に暮らしていると言うのだ。また、彼は、この隠居生活に飽き足らず、チーズを製造する工房まで建設する程、田舎ライフにお熱だそうだ。

http://observer.guardian.co.uk/foodmonthly/story/0,,1948228,00.html


 最近、英国、国営放送(BBC)のドキュメンタリー番組、パノラマに出演、アレックスジェームズと行くコロンビアと言うサブタイトルは、彼の青春時代は、酒と、薬に明け暮れたと自ら公言しているように、彼が愛して止まなかった、コカインの総本山を取材すると言うなんとも皮肉的な、キャスティングだ。結局、彼のようなセレブが、英国のコカイン需要を支えていると言う現実を踏まえ、彼のような立場の人に行って貰う方が、反面教師になるだろうと言う事なのだろう。

http://news.bbc.co.uk/2/hi/programmes/panorama/7200749.stm