ゆるいフランクフルト


 

改まって、観光するのは、何年振りだろうか?しかし、フランクフルトは、大人しくなった物だ。シラー像の落書きが奇麗に消され、公園には、注射器の面影が感じられない。大きな木を飛び越える様に、高層ビルが立ち並ぶ、流石に世界の金融都市。ミュンへナー通りのトルコ人らしき陽気な人々。土曜の夜は、夜な夜な80’sのヒットソングを爆音で流す物だから、非常にノスタルジーを感じた。しかし、カンフーファイティングが鳴り響いた時は、妙な嘲りが私から生まれた。しかしまったくもって、平和だ。ゲーテハウスに行ってみた。素晴らしく、立派になっていた。この施設の一部は、日本人の惜しみなく払った入場料の賜物だろう。しかし、最近の欧州の夏は、死にそうに暑い。ホテルにも、クーラーが常備しだした。いつの間にか、ツアーでは、必ず詰め込まれる、フランクフルト三越の面影がない。日本のバブルの象徴だったお土産店。時代を感じます。