シスコはロックシティ

Knee Deep in the Hoopla

最近、何気にTVを見ていると、シスコはロックシティ(笑)当時は、まだ、素敵な洋楽のタイトルを、邦楽的に変えて発売していた時期。なんとも、気さくなタイトルなんでしょうか?因みに、正式な曲名は、We built this cityって言う。スターシップと言う、何とも当時流行った、産業ロックの申し子みたいな、バンドでして。晩年、自棄になったのか?このようなスタイルになったと記憶している、初期は、ジェファーソンと冠を付けて、真面目なロックバンドでした。(笑)MTV時代に向けて、バンドの方向性を変えて、泥沼にはまった例だと認識しています。不満に思った、メンバーは次々と脱退。自分の音楽性を追及するが、あくまでも、マニア向け。結局、洋楽を少し御洒落に聴いていた、今の三十路後半世代の、彼らの印象は、産業ロックって感じしか残ってない。

 その良い例が、最近、音楽配信チャンネル、VH1が音楽雑誌、ブレンダーマガジンと共同で行った、最も最悪な50曲で、見事一位に輝くと言う、有難くないオマケまで頂いて。結局、あの当時の、誇れるアメリカは、MTVと言う発明であって、経済的にはそんなに潤ってなかった時代だったし。良いじゃないか?僕らには、ロックがあるんだからって言う開き直りも必要だったんだと思う。(笑)恥ずかしい歌詞を高音で歌い上げる。いやはや、CMにはインパクトありますよ。


彼らの、80年代が商業主義に毒され、純粋なロックを食物にして来た、悪の部分を体現するようなバンドであるのに、ロックンロールを発明でもしたかのような、図々しい歌いっぷりは、結局、ロックは彼らによって作り出された物でないことを明らかにする。この曲は、ロックとは程遠い、レコード会社の思惑が一杯詰まった、一種の音楽の研究室で、練りに練られて作られた、サウンド以外何物でもない。


 ブレンダーマガジンより、引用。