フットボールバブル、アゲイン!

 バイエルンジェネラルマネージャーは、英国の経営方式は何れ壊れる物だった。なんで、世界のフットボール界は、あれが未来のクラブ経営方式だと賞賛したのか?と、今回の一件で、少し高嶺の見物気取りである。(笑)ドイツフットボール界は、健全な経営を行っていると言うが、それも、来る外国資本には勝てず、シャルケと、ロシアとの関係で、そのルートが開きつつあるの、少し他人事である。

古くは、優秀なユース制度で、リオファーディナンド、ジョーコール、フランクランパードなど、多くの有望な選手を発掘した、ウエストハムが、目先の金欲しさに、移籍強化にそのチーム方針を変えてから、それは、無理なローンでの高額な選手の買い漁りだったと言われている昨今。今回のアイルランドオーナーの金融危機での資産の大幅な減少は、このクラブの経営、未来に暗雲を立ち込めさせたことは、間違いないであろう。果たして、自転車操業的な借金は誰が肩代わりするのだろう?イタリア人監督、ゾラ氏にとっては頭の痛い話であろう。今年の冬のマーケットでは、多くの選手の流出は避けることはもはやできないであろうと、シティー族の間では専らの噂である。

 不運にも、アイスランド当局が、英国人の預金の保護を保障しなかったことに対しての、報復として、英国でのアイスランド企業の資金を凍結すると言う宣言をし、ウエストハムの親会社が、英国で登録されていようとも、彼等の資金が分散されているらしい、五つの銀行の内、数ヶ所は、アイルランドに存在すると言う事から、それは、資金の流動が滞ることは決定的であり、かなりの局面に晒されていることは間違いない。