グローバルフットボール

http://www.asahi.com/sports/fb/TKY200802080048.html


プレミアリーグ、海外公式戦を検討 5都市で
2008年02月08日10時24分


 サッカーの英イングランド・プレミアリーグは7日、海外での公式戦開催を検討していることを明らかにした。現在、20チームが各38試合行っているところを39試合にし、増えた10カードを「インターナショナル・ラウンド」と銘打って1月に世界各地で行う計画。10〜11年シーズンからの実施をめざし、日本を含めたアジア、中東、北米からの立候補を見込んでいるという。

 英BBCによると、計画では世界から開催地を募り、5都市で2試合ずつ行う。対戦カードは抽選で決める。


 米NFLは昨年10月にロンドンで初の公式戦を行い、大リーグは日本で公式戦を開催。米スポーツ界が進める世界展開に、プレミアもサッカー屈指の人気リーグとして乗り出すという戦略だ。これまでもマンチェスターUなどが独自に海外進出していたが、公式戦の開催でリーグとしての認知を高める狙い。同リーグのスクーダモア会長は「とどまってはいられない。我々のいい部分を守ると同時に波に乗る努力をしていく」とBBCに話した。

 
 
 高級紙ガーディアン(電子版)は新たな試合の放映権料だけで、リーグ収入は1年当たり最高8000万ポンド(約170億円)増えるとの試算を紹介した。

 一方で商業主義への批判もある。ホーム・アンド・アウェー以外の試合をリーグの勝ち点に加えるのは公正ではないとの声も出ている。

 最終結論を10〜11年シーズンからの放映権料の交渉が始まる前の来年1月に出す予定だ。

結局、このインターナショナル・ラウンドと言う変則的な一節は、其の試合を誘致する国にとって、美味しい物になる必要がある為、是非とも、俗に言うビッグ4のクラブが、絡む試合を主催するのが、希望であり、興行が成功する鍵ともなって来る。この問題を解決する為に、彼等は、このラウンドだけに適用される、変則的な、シードの実地を(リーグ上位クラブ同士が対戦しない)仄めかしている。これは、要するに、リーグ戦で降格争いを行っている、プレミアリーグの中にあって、弱小と称される、クラブが、何れかのビッグ4のクラブとシーズン中に、3回対戦する可能性があると言う物であり、公平性に欠けると言う危惧が囁かれている。(結局これも、このラウンドでのポイントも、シーズン中のリーグポイントに加算されると言う、複雑さから来る物だのだが


結局、ファンの間では、歴史の投売りだと、否定的な意見が多いが、プレミアリーグの各クラブの関係者は、乗り気満々だ。要は、ビッグ4のクラブよりも、それ以下の中堅のクラブにとって、このプランが与える恩恵は大きいと考えられる。結局、ビッグ4は、世界にそれなりの知名度があり、独自で、ワールドツアーと題して、巡業で荒稼ぎ出来る訳で、中堅のクラブや、降格争いをしている、クラブには、思ってもない、臨時収入となるのである。


候補地に囁かれる、日本の反応は、些か冷ややかで。この提案には、問題があるとの見解を示したようだ。JFAの副会長、小倉純二氏は、プレミアリーグのこのような提案は、少し問題があると感じている。これまでも、セリエAや、他のリーグからも、エキシビションの話はあったが、断ってきた。原則的に、このプレミアの提案は、断るつもりでいる。私達は、自国のリーグを保護する役目にあり、日本のクラブが係わっていない、試合を開催するつもりはないと、キッパリ否定をしたと、言うことだが。

http://football.guardian.co.uk/News_Story/0,,2254817,00.html?gusrc=rss&feed=5