青いバンドが、もう赤タグに。

All Rise

All Rise

最近の中古市場は、サイクルが早いのか?もう、ザ・コアーズや、ブルーなんかが、叩き売り状態なのは、些か驚きなのだが。ブルーは、英国のボーイズバンドの正統派で、アナザー・レベルの系統を受継ぐ、白人3人と、黒人1人からなる4人編成のバンド。2000年の幕開けと同時に、セクシー路線で人気を博したバンドだが、意外と、ボーイズバンド、アルバム3枚、限界説を乗り越えることができず、ベスト盤を発売。他の先輩同様、見事に、解散、メンバーそれぞれの、ソロ活動と言う伝統的な道を歩むことになる。このバンドで、メインボーカルを執っていた、リー・ライアンのソロは、第二のロビー・ウィリアムスとの巷の評判を裏腹に、少しスランプに終わった。

One Love

One Love

結局、当初、地味に推移した、アルバムセールスも、ジワジワと伸ばして来た、サイモン・ウェッブの方が、今では、このグループの一番のソロ成功例と言えるかも。活動期には、スティーヴィー・ワンダーや、エルトン・ジョンとのコラボなどで、話題性を作り、日本マーケットを意識して、槇原敬之に楽曲、The Giftを頼むなど、プロモーションは上手かった。

Guilty

Guilty


このバンドの絶頂期は、多分、If you come backの頃で、この曲は、彼らの個性が一番に引き出されており、歌いやすい。結局、この路線では、長く続くはずもなく、古典的な、大人の歌える、ソウルグループをアルバム、Guilty辺りで目指すも。他の先輩同様、少し、無理があったようで。同じ頃の、Westlifeは、デビュー当時から、アイルランド、スライゴーの出身と言う、その芋臭さが幸いして、今では、保守層の支持をガッチリ掴み(メンバーのゲイ発言もあったが)、息の長いボーイズバンドとして、生き残っている。