モラルの欠如。

ニュースオブザワールドのコラムで、テリー・ベナブルズは、次のように語る。

結局、この試合でのファンの淫らな行為は、スティーブ・マクラーレンが好きとか、続投を望むとか、彼が素晴らしい仕事をしているとか言う問題の次元ではなくなっている。この行為の問題は、行き着く所、果たして、これは公平なのか?と言う事だ。そして、彼等が行なった一連の行為は、私の考えからしてみると、公平ではないと言うことになる。


この手の試合では、むしろ、常に起こり得る展開だったと言えるだろう。特に、ルールを無視し、がむしゃらに、向かってくる格下チームとの対戦ではありがちだ。当然、格上のチームは、相手が疲れて来るまで、待たなければならない。其の時が、格上の利点を活かし、得点を入れる時なのだから。


もし、この試合が私達の結束力を強める物になったのであれば、それは、大いに評価できることだ。常に私達は、様々な敵に向い合わないといけない。そして、もし、私達が味方であるはずのファンとも戦わなけらばならない、また、メディアとも向かい合っていかなければならないとしたら、其の時、其の用意はできてるつもりだ。


しかし、一体、何所まで続くのだろうか?古代ローマ人は、人間を、ライオンの群れに放り投げ、それを見世物として楽しんだ歴史を持つ。次の週、その人数は、一人では足りず、2人になり、その後、5人、20人へとなった。


イングランドの未来は破滅へと向かっているのか?絶対にそのようになってはいけない。最後にもう一度言って置くが。今回の出来事は、スティーブ・マクラーレンが代表監督として、適任か?と言う問題を逸脱した行為であり。当然、人間としての理性があるのなら、水曜日に起こった一件は、間違った行ないだったと知るはずなのだ。